潜在意識と顕在意識について
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前回の量子力学の記事では「この宇宙で見えるものはわずか５％であり、残りの９５％は見えないモノで構成されている」という話をしました。
この「５％」と「９５％」という数字をみて、なにか気が付くことはないでしょうか？
実は「宇宙の構成」と心理学における意識の構成が非常にそっくりなんです。
心理学の世界では、意識は大きく３つに分けることができると言われています。
１つ目は顕在意識。
あなたが普段自覚しているものであり、何かを考えたり、何かを判断したり、何かを望んだりするときは顕在意識を使います。
２つ目は潜在意識。
これは、あなたに自覚がないけれど言葉や行動に影響を与えている、いわゆる無意識のことです。
そして、３つ目は私たち個人を超えた人類共通の無意識領域である集合無意識です。
エイブラハムはこの集合無意識なんじゃないかと思います。
私たちの意識の中にはこの3種類が存在しているんです。
そして、ニューロマーケティングの世界的権威であるA・K・プラディープ博士の著書「マーケターの知らない９５％」にある神経科学の研究によると、
「人の脳の情報処理は、９５％が潜在意識で処理されている。」
と書かれています。
つまり、人は９５％の潜在意識によって動かされているということです。
ホ・オポノポノについて
話はそれますが、古代ハワイから伝わる伝統的な集団解決方法にホ・オポノポノというものがあります。
その中では、潜在意識＝ウニヒピリ、顕在意識＝ウハネ、集合無意識＝アウマクアと表現されています。
このホ・オポノポノの教えは「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という言葉を自分に語りかけることで、潜在意識をクリーニングしていく、という考えかたです。
仕事中や家事をしているときなど、いつでも頭の中で4つの言葉を自分自身に語りかけていました。
実際に「ホ・オポノポノ」を実践することで、引き寄せの法則を信じられるまでに波動が高まった方もいるようです。
ただ、「ごめんなさい」と「許してください」はネガティブな言葉なので、僕は「ありがとう」と「愛しています」だけを言ってました。
潜在意識の役割
潜在意識に話を戻します。
潜在意識は、あなたの生命維持機能とも深く関わっています。
例えば、寝ているときは意識がなくなるけど、心臓を動かしたり、呼吸を続けることができています。
他にも、風邪をひきそうになった時、意識しなくても体が勝手に抗体を作ってくれます。
こういった人体を守るために存在する防御本能は潜在意識が働いています。
もっと身近な生活のなかの出来事で例えてみましょう。
自転車に乗るとき（ペダルをこいで～バランスを取って）などと頭で考えながら乗る人はいないですし、歩くときに（左足出して、次に右足出して）と考えている人もいないですよね。
このように潜在意識は、あなたの無意識の行動を支配しているものなんです。
スイスの有名な心理学者カール・ユングは、
「意識全体を大きな氷山に例えると、そのほとんどが海に沈んでいるいわば潜在意識である。人間が自分で意識できる顕在意識は、海の上に顔を出しているほんの少しの部分でしかないのだ。」
といっています。
氷山の一角という言葉はここからうまれたんでしょうね。
宇宙の構成も、意識の構成も見える部分はたった５％程度でほとんどは見えていない部分なんですね。
これは僕が勝手に妄想してるんですが、ひょっとしたら私たちの脳は、宇宙のミニチュア版なのかもしれないですね。
そうだとしたら面白いですよね。
この大部分を占めている潜在意識をポジティブな信念にすることが、あなたの理想の人生を引き寄せるためのカギになります。
ですが、潜在意識は長い年月をかけて、あなたに根付いていったものなのでそう簡単には変りません。
時間をかけて少しずつ上書きしていくことをおすすめします。
そのためには、自分に合ったワークを習慣にすると良いと思います。
どんなワークが良いかはまたの機会に話しますね。
