感情を深掘りする具体例
それでは、前回の記事の引き続き感情を深掘りする例について話していきます。
あなたにとってネガティブな感情が湧いてしまう時に、まずは何が起きたのかという事実に注目していきます。
そのネガティブな出来事が、あなたにとってどんなことが起きたのかという、事実のみをまずは何かに書いていきます。
具体例〜仕事で上司に怒られた時
例えば、その嫌な出来事が、仕事でミスをして上司に怒られたという出来事だったとしましょう。
その事実に対して、自分がどんな気持ちになったのかということを考えてみます。
例えば自分にはこの仕事は向いてないという自信をなくすような気持ちになったとか、例えば周りの人から無能だと思われるのがすごく嫌な気持ちになったとか、例えば上司に対して腹が立ったとか。
このミスをして仕事で上司に怒られたという出来事から、自分がどんな気持ちになったのかという素直な気持ちをまずは1回考えてみてください。
素直な気持ちで
ここでのポイントは、本当に素直な気持ちで一度、考えてみるということです。
例えば、上司に対してお世話になってるのに、こんなに腹を立ててはいけない、といった感じで、自分の感情をジャッジして、素直な気持ちが出てこないというのが一番良くないので、本当の素直な気持ちで考えてみてください。
どうしてそんな気持ちになったのか?
相手がすごく憎く感じたとか、相手に対して怒りを覚えたとかでもいいですし、自分が 本当の素直な気持ちで、どんな感情が出てきたのか?というのをまずは考えてみるんです。
それを考えた上で、どうしてそう感じたのかということを、さらに深く掘っていきます。
例えば、自分にはこの仕事が向いてないかもしれないという感情が出てきた時にどうしてそう感じたのか?ということを考えてみます。
すると、実はもっと自分が好きな仕事がしたいという感情がさらに深掘りすると出てきたり、例えば我慢して頑張っていることとか、もうこれ以上我慢したくないよとか、そういった自分の感情を深掘りしていくと、もっともっと自分の潜在意識の声が聞こえてくるんです。
どうしてそう感じたんだろうか?
なんでそう思ったんだろうか?
ということを自分自身に問いかけて、何回も何回も繰り返していくんです。
そして、ある程度自分の感情を深掘りできたら、最後は本当はどうしたいの?ということ、自分の中の素直な気持ちを言語化していくんです。
例えば、我慢して頑張ってるのにとか、もう我慢したくないという結果が出てきた時に 本当はどうしたいの?と尋ねてみると本当は、時間や場所に縛られない働き方がしたいとか、本当は今の職場よりも、もっとお給料が高い仕事がしたいとか、そういった自分の願いが分かるんです。
本当の願望というのは、自分の心を深掘りしないと気付くことができないんです。
ただ上司に怒られて、イライラしてるだけだと、本当の願望にたどり着けないことがほとんどです。
なので、そうやってしっかりと深掘りしてあげて、なんで自分はこんなにイライラしてるのかな?とか自分の本当の願望は何なのかな?というのを掘っていくんです。
そうすると、魂からのメッセージにも似たような自分の心の奥底の声が聞こえてきたりするんです。
この仕事でミスをして上司に怒られたというのは、ただのきっかけでしか過ぎなくて、実は本当の自分はこうなりたいんだということに気づかせてくれるメッセージになります。
これは一つの例であって、日常生活の出来事のあらゆる事に当てはめることができます。
ですので、あなたが望んでいないような出来事が起きて、ネガティブな感情になってしまった時には、その感情を深掘りして浄化していきましょう。
その先には、本当に望んでいることの答えがきっと見えてきます。
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