超ひも理論
前回の波動の説明で言いましたが、宇宙に存在するすべてのものは振動しています。
振動というとイメージが湧きにくいので、量子力学の最先端の理論の一つ「超ひも理論」というものを紹介します。
これは、すべての物質は素粒子で構成されているけど、その素粒子を更に細かく見ていくと細くて小さい「ひも」のような形をしていて、この「ひも」の振動の違いで、あらゆるものが生まれている、という考え方です。
つまり、すべては目に見えないほど小さな「ひも」のようなものが集まってできているということです。
この理論はまだ仮説であって、現在の測定技術では観測されていないですが、もっとも有力な仮説とされています。
共鳴と共振とは?
次に共振と共鳴について話したいと思います。
共鳴とは気体、液体もしくは物体がある周期で振動しているとき、
『そこに外部から同じ周期で力が加わると力を受けた物体の振動の幅が大きくなる』
という現象です。
また共振という言葉がありますがこれは原理的には共鳴と同じで、共振は主に物理現象などに使われます。
原理の説明だけでは理解が難しいので具体例をあげてみます。
例えば、風で揺れた橋が共振現象を起こして崩壊してしまったという事故があったり、ワイングラスに向かって一定の周波数の声を出すと粉々に割れてしまう、といったことがあります。
ほかにも、同じ音叉Aと音叉Bを用意して、音叉Aだけを叩くと音叉Bにも音が伝わるという現象も分かりやすいんじゃないでしょうか。
実験動画↓↓↓
僕たち人間はただのエネルギーで、あなた自身も、見えているものも、目の前の状況や環境も、全て独自の振動数で振動しています。
これは、僕たちが生きているこの世界は全て、目に見えない小さなひもが、独自の振動数で振動しているもので構成されている、ということ。
この「独自の振動数」は、そのものが独自に持っている振動数ということで、「固有振動数」と言います。
この「固有振動数」は、一人ひとり違うものを持っていて、僕とあなたもそれぞれの固有振動数を持っています。
そして、同じ音叉同士が共鳴する現象のように、似たような固有振動数をもった人同士は共鳴したり共振したりするんです。
幸せは共振する
周りの幸せは共振します。
他人の幸せを、自分の事のように喜びを分かち合えると、自分にも幸せが舞い降ります。
これには人間の潜在能力が関係します。
潜在意識の回で紹介しましたが、人間にはラス(脳幹にある網様体賦活)というもので意識したものを引き寄せてます。
意識するモノの情報はインプットされたものや、インプットする場合の注目点に
敏感に反応するようになるからです。
すると、その情報がキッカケとなって、幸せを引き寄せる事につながります。
成功体験談は沢山の方が書籍やSNSや動画配信などで紹介されています。
そんな成功体験も大切ですが、身近な人の幸せは効果抜群です。
身近な人の話題ほど実体験に近い感情を覚えて、自分の事のように喜びを表せるからです。
すると音叉と同じで、喜びの振動を与える人から、喜びの振動を受け取る人へ伝わり、振動は良い変化を起こします。
振動を強く与えるほど、強く振動を与えられるのです。
自分の事のように実感できるモノほど、強く振動を与えることになるんです。
だから自分にも、大きな幸せが表れやすくなります。
これは人間関係の例ですが、それだけではなく、良い出来事や物事を引き寄せるのも、この共鳴と共振が理由なんです。
望まない物事も共振してしまう
ですが、他人のことで共振して自分に影響力を与えるものは、幸せやいい事ばかりではありません。
望まないことや悪い事も自分に共振してしまいます。
例えば、友達など自分の周りの人たちの幸せをストレートに喜ばず、妬んだり嫉妬したりする人がいます。
なんで、あいつばかりいい思いをするんだ・・・といった感じです。
でも、そんな感情でいると、自分の思いが共振してしまいます。
自分が得た情報は幸せな話なのに、本質的に自分の心の中で変換されて、妬みにしてしまうと、望まないものを引き寄せてしまうのです。
なので、身近な人たちの幸せな出来事は、素直に一緒に喜びましょう。
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