波動とは?
引き寄せの法則を学んでいると、よく波動を上げるとか、波動を変えるという言葉が出てきます。
当たり前のように波動という言葉が出てくるけど、正直、何のことを言っているのか分からないですよね。
なので、今日は「波動」について科学的観点から考えてみようと思います。
例えば、人間関係で、あの人と気が合うとか、あの人とは気が合わないということがありますよね。
気が合う人とは一緒にいて楽しいし居心地がいいですが、気が合わない人とは一緒にいたくないし、距離を取りたくなるものです。
気が合うの「気」というものがなにかというと、これは東洋に伝わるもので、医学や武術の世界でてきます。
元気、やる気、勇気などいろいろな「気」がありますが、これは人間に宿る「エネルギー」だと言われています。
量子力学の世界では、人に見えない「エネルギー」は周波数で表されます。
E=hν(イー=エイチニュー)の公式でいうと
エネルギー=プランク定数×周波数です。
プランク定数は一定の数値なので無視するとして、エネルギーは周波数に比例するということになります。
周波数が高いと波長が短く、周波数が低いと波長は長くなります。
なので、あの人とは「気が合う」とか「気が合わない」というのは、エネルギーの波長が合う、合わないということです。
そして、周波数は振動数とも言います。
量子力学の回に話しましたが、すべての物質は素粒子でできていて、固有の周波数を持っていて振動しています。
この振動によって生じる波のことを「波動」と言うんです。
あなたの着ている服も、あなたの持っているスマホも、あなたの住んでいる家も、あなた自身の体も、すべて固有の「波動」を発しているんです。
「すべては振動であり、その影響である。現実に何の物質も存在しない。すべてのものは振動で構成されている。」
1918年にノーベル賞を取ったマックス・プランクは、こんな言葉を残しています。
また、仏教の般若心経には「色即是空・空即是色」というものがあります。
これは、「色(あらゆる存在)は空(実体のない現象)であるに過ぎないと悟ると、その実体なき現象が、実体なき現象であるにもかかわらず、物質的存在として存在している」ということです。
量子力学と仏教の世界では、いい方は違うけれど、同じことが言われているんです。
僕の言葉で言うと、「この宇宙に存在する、すべてのものは波動でできていて、実体がない」ですかね。
引き寄せの法則に当てはめてみる
「すべてのものが波動で構成されている」ということを引き寄せの法則に当てはめてみます。
引き寄せの法則で言う「波動を高める」というのは、思考や感情をいい状態に保って、気分良く過ごすということです。
思考や感情も「すべてのもの」に含まれるので、当然、波動でできていることになります。
なので、思考や感情をポジティブなものにすると、振動数があがって波動が高まる。
逆にネガティブな思考や感情は、振動数がさがって波動が低くなる、ということなんです。
波動が高くなると、似たような波動の高い「気の合う」人たちや、良い出来事を引き寄せます。
逆に、波動が低くなると、似たような波動の低い「気の合う」人たちや、起こってほしくない、嫌な出来事を引き寄せてしまうんです。
なので、「できるだけ高い波動で過ごしましょう」といった、教えになるんです。
あなたも、ぜひ、日常生活にこの考えを取り入れて、「できるだけ高い波動で過ごす」という意図をもってください。
次回は共鳴、共振という現象について話していきたいと思います。
ポッドキャストでも音声配信しているので、よかったら聴いてください。