心が先、現実はあと
引き寄せの法則の基本に、思考は現実化するという言葉あります。
ナポレオンヒルの本が有名で、まさに引き寄せの法則の一番ベースとなってくる言葉が思考は現実化するという言葉です。
ですが、引き寄せの法則は簡単に言うと、意識を向けたものが拡大する法則なんです。
もう少し違う言い方をすると「感じていることが現実になる」という法則なんです。
あなたが、心の奥底で感じてることが、現実化するというのが引き寄せの基本になってくるんです。
これらの基本を一言でまとめると、「心が先、現実は後」ということになるんです。
思考は未来に現実になるというと、頭の中が先で現実になるのは後ということです。
意識を向けたものが拡大するというのも、自分の内側が先にあって現実が後になりますよね。
感じてることが現実になるというのも、自分の内側が先にあって現実は後から、という順番なんです。
つまり、この引き寄せの原理原則である、「心が先、現実は後」という順番で言うと 「足るを知る」という生き方できるようになると無敵です。
「足るを知る」とは、古代中国の思想家、老子の言葉です。
自分の内側を、自分で満たすことができたら、どんどん満たされたものが目の前に広がっていくだけなので、不足感ではなく、充足感がベースになってくると、現実もそれに合わせた現実が引き寄せられてくる。
「足るを知る」生き方が、さらに満ち足りた現実を作っていくという好循環を作り出すんです。
内側が先で外側はその後なので、不足ではなく、充足にピントを合わせる。
「満ち足りてるなぁ」「ありがたいなぁ」という感謝ベースの心になれば、さらに感謝できることがどんどん拡大して、ありがたいご縁に恵まれたり、感謝したくなる好循環に入るので「足るを知る」生き方が未来の現実を良くしていくんです。
心が良くなれば、現実はそれに適応して良くなっていくので、「引き寄せでは感謝が一番大事」だと言われるのはこういう順番だからです。
この引き寄せの法則の基本を、過去があって、今があって、未来がある、という考え方をしてみると、今の時点で心の状態が良くなるといい未来に繋がっていく。
逆に、今の心が不足感ベースで足りないとか、私には無理だ、という心の状態だと、さらに不足感を感じる未来を作ってしまう。
すでに目の前にある
ここからが非常に重要です。
「すでに目の前にある」とはどういうことか。
今、目の前にある現実は誰が作ったんでしょうか?
今、目の前に広がってる現実は、過去の自分が作ってるんです。
あなたが今住んでる家だって、過去の自分がそこに住みたいと意図したから、今そこに住んでいます。
過去のあなたが「この会社で働きたい」と未来を意図したから、今その会社で働いてる し、「この人と一緒にいたいなぁ」と思ったからその人と一緒にいるんですよね。
つまり、何が言いたいのかというと、「今、目の前に広がっている現実は過去の願いが叶ったもの」だということを言いたいんです。
過去の自分が意図して、過去の自分が願った現実が今、目の前に広がってる、ということをまずは受け入れないと、今後の未来も自分で作っていけません。
なので、今の目の前の現実が、過去の自分の願いが叶ってるものだということをまず受け入れるところがスタートなんです。
そこを受け入れずに、「こんな現実を私は望んでいない」とか「自分は被害者だ」というエネルギーで生きていると、さらにそういう未来を作り出してしまう。
あなたが持ってるスマートフォンも、過去のあなたがそのスマートフォンが欲しいと思ったから、今手に持っているんです。
「今、あなたの目の前に広がってるもの全部が、過去のあなたの望んだ世界」だということを、まずは受け入れる。
それが、すでに目の前にあるという言葉に繋がってくるんです。
「すでに目の前にある」「すでに今かなっている」という感覚を、納得感を持って自分の中で落とし込むと、「未来も自分の思い通りに作っていくことができる」というエネルギーで生きることができるんです。
ここが非常に重要です。
これを受け入れられたら、「今望んだことも、未来に現実にできる」という信念を持つことができます。
なのでまずは、過去の願いが今叶ってることに感謝しましょう。
自分が望んだ世界が、未来に現実になったら嬉しいですよね。
それが、今も実際に起きてるので、そこにまずは感謝してというのが、「すでに目の前にある」「すでに私の願いは叶っていた」ということに気がつくという意味でとても重要になってくる考え方なんです。
この話をまとめると、「すでに目の前にある」「過去の願いが今かなっている」ところに気がつくと、今の時点の願いを、未来に自分で叶えていくこともできるんだという 希望に繋がるということです。